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 保 健 師 だ よ り

 毎月発行される香川県建設労働組合の機関誌「香川建設ユニオン」において、保健師による健康に関する記事を連載しています。
 こちらでは、過去に掲載された記事をご紹介しています。 

 

 令和元年5月号 に掲載

 

【保健師だより】 

■ 歯周病と糖尿病 ■

 先月号は「歯」とメタボについてご紹介しました。今月は歯周病と糖尿病の関係についてご紹介します。

歯周病とは?
 歯周病は、歯周病菌による感染症です。歯周病菌が歯ぐきに侵入すると炎症が起こり、歯を支えている歯ぐきや骨などが壊されます。40歳以上の8割が歯周病にかかっているといわれ、歯を失う原因の第1位です。
 
歯周病の全身への影響
 歯周病菌は歯ぐきの毛細血管に流れ込み、全身の臓器や血管壁で病気の発症や症状の悪化に影響します。動脈硬化を進行させ、脳梗塞や心筋梗塞などの危険を高めます。また、歯周病菌が肺に入り、誤嚥性肺炎を引き起こしたり、炎症物質が子宮を収縮させて早産・低体重児の出産を招く危険もあります。中でも近年は糖尿病との関連が注目されています。
 
歯周病で血糖値が上がる
 歯周病菌による炎症が血糖値を下げるインスリンの働きを阻害し、血糖値が下がりにくくなります。また、血糖値が高いと免疫力が低下し、歯周病が悪化するという悪循環が生じます。

 
歯周病治療で血糖コントロールが改善
 近年の研究で、糖尿病患者に歯周病治療を行うとインスリンの働きが活発になり、血糖コントロールが改善したという報告があります。また、慢性的な炎症が減少し、心血管疾患や腎臓病など糖尿病の合併症のリスクを下げる効果も期待できます。
 
 口の健康は、全身の健康と深く関わっています。口の中は複雑な形状をしているため、隅々までチェックするのは困難です。毎日のセルフケアと、定期的な歯科の受診で歯周病を防ぎましょう。
 



保健師への問い合わせ先 : TEL:087-866-4721
~健康に関するご質問、ご相談について、 お気軽にご連絡ください~

 

 
 

 平成31年4月号 に掲載

 

【保健師だより】 

■ 歯の健康とメタボ ■

 4月になり、31年度の特定健診が始まりました。昨年度から、特定健診の質問票が一部変更され、歯に関する質問が加わりました。今月は質問票の内容を「歯」とメタボの関係からご紹介します。

「かめない」状態は「メタボ」の入り口
 新たに加わった質問は、食事をかんで食べる時の状態を尋ねています。回答は3択です。

 
何でもかんで食べることができる
歯や歯ぐき、かみあわせなど気になる部分があり、かみにくいことがある
ほとんどかめない
 
 ②や③に当てはまる人は、歯周病など何らかの問題があると推測されます。
 
 歯周病や虫歯が進行すると、食べ物を十分かめなくなり、硬い食品を避けるようになります。軟らかい食品は、砂糖や油脂が多く含まれるためカロリーの摂りすぎになりやすく、ビタミンやミネラル、食物繊維などが不足するため栄養バランスが崩れやすくなります。このような食生活が続くと内臓脂肪が蓄積し、高血糖、高血圧、脂質異常などを引き起こし、メタボを発症しやすくなります。
 
「早食い」は「メタボ」になりやすい
  近年、早食いの人には肥満者が多く、早食いでない人よりも20歳頃からの体重の増加が高いことが報告されています。また、早食いは血糖値の上昇を招きやすいため、糖尿病の危険因子であることもわかってきました。
 
「間食」「喫煙」は「メタボ」と「歯」の共通リスク 間食
 間食は、肥満と虫歯を発症しやすいと報告されています。
 
喫煙
 喫煙するとインスリンの効きが悪くなり、内臓脂肪がたまりやすくなります。また、ニコチンにより血管が収縮し、歯周病のリスクが高まります。喫煙者は歯周病にかかりやすく、治療しても治りにくいといわれています。
   
 特定健診の質問票で歯周病の疑いのある人には、歯科の受診勧奨票を送付しています。受診勧奨票が送付された方は、早めに歯科を受診しましょう。
   



保健師への問い合わせ先 : TEL:087-866-4721
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