毎月発行される香川県建設労働組合の機関誌「香川建設ユニオン」において、保健師による健康に関する記事を連載しています。
こちらでは、過去に掲載された記事をご紹介しています。
令和4年5月号
に掲載 |
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【保健師だより】
■ 運動器の障害 ~ロコモティブシンドローム~ ■
日常生活を送るのに介護を必要としない期間を健康寿命といいます。今月は健康寿命を損なう原因のひとつである運動器の障害についてご紹介します。
運動器の障害とは?
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身体は、酸素と二酸化炭素を交換する呼吸器(肺や気管)、酸素や栄養を運ぶ循環器(血液や心臓)、食べ物を消化吸収する消化器、(胃や腸)など機能ごとに分かれて働いています。運動器とは、身体を動かす筋肉や骨、関節を指します。
運動器の障害とは、筋肉、骨、関節、などが加齢や運動不足、病気などで衰え「立つ」「歩く」など移動機能が低下した状態で、「ロコモティブシンドローム」と言います。進行すると、介護が必要になるリスクが高くなります。
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片脚立ち |
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左右1分間ずつ、1日3回行いましょう。転倒しないように、必ずつかまるものがある場所でしましょう。 |
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スクワット |
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肩幅より少し広めに立ち、つま先は30度くらいに開きます。膝がつま先より前に出ないように注意し、おしりを後ろに引くようにしずめます。
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食事 |
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骨は古くなると新しい骨が作られます。その際、骨を作る材料がないとスカスカの骨になり骨折しやすくなります。普段からカルシウム(牛乳、ヨーグルト、チーズ)、腸からのカルシウムの吸収をよくさせるビタミンD(鮭、鯖、しらす)骨にカルシウムを定着させるビタミンK(小松菜、キャベツ、ほうれん草、納豆)を摂取しましょう。 |
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保健師への問い合わせ先 : TEL:087-866-4721 |
~健康に関するご質問、ご相談について、
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令和4年4月号
に掲載 |
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【保健師だより】
■ コロナ時代の健康づくり ■
今月は、免疫力とストレスについてご紹介します。
ストレスは免疫力を低下させる
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私達の体は、ストレスを感じると「ストレスホルモン」と言われる様々なホルモンが分泌されます。ストレスホルモンが多量に分泌されたり、ストレスにより自律神経が乱れることで免疫力が低下します。
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1 適度な運動 |
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適度な運動は免疫力を高め、ストレス解消にも効果があります。ウォーキングやストレッチなど無理なくできる運動を行いましょう。 |
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2 質の良い睡眠 |
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睡眠不足は、免疫力の低下につながります。心身の疲労を回復させる質の良い睡眠をとりましょう。
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就寝直前の飲食やスマホの使用は避ける |
就寝直前に飲食すると、胃腸が働いてよく眠れないだけでなく、肥満や糖尿病などの原因になります。また、寝る前にスマホやテレビを見ていると眠りが浅くなり、睡眠の質が低下します。 |
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3 趣味やスポーツ |
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楽しいと感じると分泌されるホルモンは「幸せホルモン」と言われ、免疫機能を高める働きがあります。自分が楽しめる趣味を持ちましょう。 |
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タバコ、多量飲酒は免疫力を低下させる |
タバコに含まれるニコチンは血管を収縮させるため、免疫細胞が体内を循環しにくくなり免疫力が低下します。また、多量飲酒は肝機能を低下させるため、免疫システムに必要な栄養素が供給しにくくなり、免疫力が低下します。アルコールは適量内で楽しみ、ストレス解消は、タバコやアルコール以外で見つけましょう。 |
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