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保健師だより

令和5年3月号に掲載

2023-03-10
【保健師だより】コレステロール指標
LH比に注目!
 LDL・HDLコレステロールともに基準値内にすることが望ましいとされてきました。しかし、近年LDL・HDLコレステロールのバランスが重視されています。実際に、LDLコレステロールが基準値内なのに心筋梗塞を起こした方が増加しており、共通点としてHDLコレステロール値が低い傾向にあります。
LH比の計算の仕方
(計算式)
LDLコレステロール÷HDLコレステロール
(例)
LDLコレステロール120mg/dl、HDLコレステロール40mg/dlの場合
120÷40=3
LH比は、3となります。
LH比の見方
《1.5以下》
血管内は健康な状態です。
《1.5以上》
コレステロールが血管内に付着し始めています。
《2.0以上》
コレステロールが血管内壁全体に蓄積しているおそれがあります。
《2.5以上》
血栓ができている可能性があります。
LH比の改善方法
●食事は腹8分目
 食べ過ぎると、コレステロールの合成が促進されます。
●油脂に注意
 肉の脂に多く含まれる飽和脂肪酸は、LDLコレステロールを増やします。脂身が多いほど、飽和脂肪酸も多くなります。ベーコン、ソーセージ、カップラーメン、バター、チョコレート、菓子パン、ケーキなど洋菓子にも多く含まれているので、食べ過ぎに注意しましょう。
●豆腐、大豆、海藻、きのこを積極的に摂る
 食物繊維や植物性たんぱく質は、LDLコレステロールを低下させます。
●禁煙する
 タバコは、HDLコレステロールを減らし、LDLコレステロールを酸化させるため、血栓ができやすくなります。
●有酸素運動をする 
HDLコレステロールを増やす効果があります。1日30分・週4日程度が目安です。
保健師への問い合わせ先:TEL:087-866-4721
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