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保健師だより

令和元年11月号に掲載

2019-11-01
【保健師だより】乳がんの知識を深めましょう
先月号に引き続き今月号では、乳がん検診や自己触診方法をご紹介します。
乳がん検診ってどんな検査?
乳がん検診は、マンモグラフィーとエコー検査があります。
マンモグラフィーは、乳腺専用のX線装置を用いたレントゲン検査です。乳房を片方ずつ、板状のもので圧迫し薄く平らにして撮影し、しこりや石灰化、乳腺のゆがみを調べます。圧迫するため、痛みを感じることがあります。圧迫時間は、数秒から十数秒です。マンモグラフィーと視触診で異常があれば、エコー検査による精密検査をするのが一般的です。
エコー検査は、診察台に仰向けになり乳房にゼリーを塗り、超音波診断装置を用いて、乳房の内部を観察します。
40歳未満の方は、乳腺が発達しており、マンモグラフィーだけでは病変が見えづらいため、エコー検査を併用することが多いです。
自己触診の方法
毎月、月経開始後5~7日頃が、乳房の張りや痛みが少なく最適です。閉経後の方は毎月、日を決めて、定期的に行いましょう。

鏡の前で、両腕をあげ、乳房の形を見ます。くぼみ、ひきつれ、へこみ、ただれ、左右差がないかを調べます。

次に、しこりの有無を調べます。皮膚を伸ばした状態の方が見つけやすいため、片手をあげ、もう片方の手の指を4本そろえ、指の腹で円を描くように少しずつスライドさせ調べます。
最後に、乳頭を調べます。赤褐色の分泌物がないか、ただれていないかを確認しましょう。

乳がんは、痛みがない場合が多く、痛くないからと放置していると進行してしまいます。また、しこりを触れない乳がんもあります。気になる症状がある場合は、早めに乳腺外来を受診しましょう。
保健師への問い合わせ先:TEL:087-866-4721
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